あなたは一人暮らしを始めたばかりで、生活費の中でも特に水道代が気になるという事はありませんか?
実は、一人暮らしの中でも毎日の洗濯は水道代に大きな影響を及ぼします。この洗濯にかかるコストを知ることで、無駄な出費を削減し、生活費の管理がグッと楽になるのです。
それでは具体的に、洗濯回数や洗濯量はどの程度水道代に影響を与えるのでしょうか。
この記事では、節水術や洗濯機の選び方、省エネ性能の活用方法といった、洗濯時のコストを下げるためのテクニックを紹介していきます。
この記事が参考になれば幸いです。
一人暮らしでの毎日洗濯にかかるコスト
あなたが一人暮らしを始め、最初に気になったことの一つは洗濯にかかる水道代ではないでしょうか。
衣類はこまめに洗わないと気になる汚れや臭いがつき、清潔な生活を維持するためには欠かせない日常の一部です。
しかし、一人暮らしで毎日洗濯をするとなると、思った以上に水道代が高騰してしまうこともあります。
そこでここでは、一人暮らしでの洗濯にかかる水道代の実態と、その節約方法を解説します。
洗濯回数と水道代の関係
毎日洗濯をすると、それだけ水道代は増えていきます。
洗濯機の種類や機種によりますが、縦型洗濯機の場合は一回の洗濯で約100~150Lほどの水を消費します。
これを毎日の洗濯と考えると一人暮らしでも月間で3,000L~4,500Lの水が使われ、それだけ水道料金に影響します。
1ヶ月で考えると結構な量の水を使用していますよね。
水道料金は地域や供給会社によりますが、東京都だと1リットル当たり0.24円かかるので、1ヶ月3,000Lなら720円、4,500Lなら1,080円のコストが発生します。
これを年間にすると、約8,640円~12,960円の出費となります。
このように洗濯回数が増えることで水道料金は増大し、身近な生活の一部でありながらも無視できない出費となります。
一か月の水道代の平均金額
一人暮らしの場合の水道代の平均金額は、全国平均で2,116円程度とされています。(参考:e-Stat)
これにはトイレや入浴、料理など日常生活のあらゆる用途で使う水道水の料金が含まれています。
ちなみに、一人暮らしの洗濯頻度は一般的には「週に2回から3回」ほどと言われているので、先ほどの例のように毎日洗濯をするとなると、平均的な水道代よりも高くなることになります。
実際、週2~3回で洗濯している方がとても多いみたいですね!
節約方法による水道代の削減額
洗濯でかかるコストを抑えたい場合、節水行為を意識すると効果的です。
例えば、洗濯物をある程度ためてから洗濯する、節水タイプの洗濯機を使う、洗濯機の洗濯量をフルに活用する等の工夫をすることで、一回あたりの水道代を減らすことが可能です。
ちなみに、水道代だけを考えると縦型洗濯機よりドラム式洗濯機の方が水の量を少なくできます。
ドラム式は乾燥機能がついているので干すのがめんどくさい、外に干す時間がないという方にはメリットもあります。
ただ、乾燥機能まで使う場合は電気代が高くなってしまうので、節約という面では向かないかもしれません…
せっかくある機能を使わないのももったいないですから、ドラム式があれば乾燥機能も使いたくなっちゃいますよね…💦
水道代の節約方法
さて、ここからは具体的に一人暮らしで洗濯にかかる水道代を節約する方法をご紹介します。
節水術のポイント
洗濯にかかる水道代を節約するために効果的な節水術の一つは、一回の洗濯で洗う衣類の量を増やすことです。
洗濯機は、一回の洗濯で洗濯量の多少にかかわらず一定量の水を使います。そのため、少ない衣類を洗うたびに一定量の水を使ってしまうと、衣類一枚あたりの水道代が高くなってしまいます。
一度に大量の洗濯物を洗うことで、一回当たりの水道代を削減できます。
このポイントは、特に一人暮らしの場合に有効です。
一人暮らしだと洗濯物が溜まるのに時間がかかるため、その間に洗濯したくなる衣類が出てくる事もあります。
しかし、ここはグッと我慢して洗濯物を溜め、一度に洗うことで節約につながります。
洗濯量の調整方法
洗濯は一回ごとにかかるコストを抑えるために、いかによくまとめて洗濯するかがポイントとなります。
シャツ一枚や下着数枚だけで洗濯をするのは、できるだけ避けましょう。
下着だけ、とかなら洗濯機ではなく手洗いするのも一つの方法ですよ!
ある程度の量がたまったときに洗濯すれば、一回の洗濯にかかる水道代は下がります。
また、洗濯機の容量に応じて洗濯物を入れるのも大切なポイントです。
例えば、6kg対応の洗濯機を使っている場合、6kgの洗濯物が入るように意識しましょう。
容量の半分しか洗濯物がないのに、全容量分の水を使って洗濯するのは勿体ないですよね。
洗濯機の効率的な使い方
最後に、もし可能であれば、節水タイプの洗濯機を選ぶのも一つです。最近の洗濯機は、節水機能を搭載したものが多くあります。
例えば、センサーで洗濯物の量を計測し、必要最小限の水しか使わない洗濯機などは、洗濯物の量に関わらず、常に適切な量の水を使うことができます。これなら、少ない洗濯物でも無駄なく洗濯することができ、水道代も抑えられます。
また、一度に大量の洗濯物を洗うことができる大容量タイプの洗濯機も効果的です。
大きな洗濯機であれば、一度にたくさんの洗濯物を洗うことができます。これなら、一回の洗濯で洗える量が増え、水道代も節約できます。
ただ、あまり大きすぎる容量だとそこまで洗濯物をためるのが大変なので、ほどほどにしましょう💦
洗濯機の選び方と省エネ性能
毎日の家事の中で欠かすことのできない洗濯。だからこそ、洗濯機はじっくりと選びたい家電の一つです。
そして、使用頻度が高いだけに節約効果も見込めます。今回は、そんな洗濯機の選び方や省エネ性能の活用方法を分かりやすく紹介します。
消費電力の比較
洗濯機の選び方の一つとして、消費電力を基にした比較が重要となります。
皆さんも日々のライフスタイルに合う洗濯機を選ぶ中で性能は大切ですが、消費電力も見逃せません。
普段何気なく回している洗濯機ですが、少ない電力で動くものを選べばそれだけ電気代も節約できますよね。
そのため、購入を考えている洗濯機の消費電力をチェックすることをおすすめします。各メーカーの公式サイトや家電量販店の説明書などに具体的な数値が記載されていますので、ぜひチェックしてみてください。
省エネ機能の活用方法
次に、省エネ機能をしっかりと活用する方法についてご紹介します。
多くの最新洗濯機には省エネ機能がついており、具体的には節電コースや夜間電力を活用する機能、選択した洗面時間によって消費電力をコントロールする機能などがあります。
これらはたとえば、昼間の電力ピークタイムを避けて夜間に洗濯することで電力消費を抑える効果があります。
使ってない機能も見直してみると、節約や省エネのきっかけになるかもしれません。
省エネ洗濯機の注意点
最後に、省エネ洗濯機を選ぶ際の注意点です。
省エネ洗濯機を選ぶ際には、単に「省エネ率」や「ランク」だけに注目するのではなく、実際の使用状況をイメージしたうえで選ぶことが大切です。
あまりにも高機能で省エネ性の高い洗濯機を選んだとしても、それらの機能をフルに活用できなければ無駄が生じてしまいます。
また、洗濯機の大きさも使用する電力量に影響しますので、洗濯物の量などを考え、適切な容量の洗濯機を選ぶことが大切です。
洗濯時の節水術と効果
さらに気になるのが、洗濯時の水使いですよね。
ここでは、コツをつかめば節水が可能な洗濯の工夫について見ていきましょう。
水量の調整方法
初めに、洗面時の水量を調整する方法について見ていきましょう。
洗濯機によっては、洗濯物の量や汚れ具合に合わせて水量を自動で調節してくれる便利な機能がついてます。
最近ではAI搭載の洗濯機なんかも登場していますね。
天気予報まで考慮してアドバイスくれるのは、忙しい人にはうれしい機能かも!
こまめに洗濯をする人や、一度にたくさん洗濯する人など、使用頻度や使用量によっては無駄な水を使わずに済むので、洗濯洗剤も節約できます。
また、手洗いが必要な洗濯物があれば、バケツなどに水を入れて手洗いで対応することで、水道水を節約することも可能です。
再利用可能な水の活用
次に、再利用可能な水の活用方法について考えてみましょう。
一人暮らしだとシャワーのみで済ませてしまう人も多いかもしれませんが、中にはお風呂にお湯をためる方もいらっしゃるでしょう。
お風呂の残り湯は、洗濯に再利用が可能です。特に一人暮らしの場合、自分一人しか使用していないのでそのまま捨てるのはもったいない…
お風呂の水を再利用することで、洗濯の水の量を約50%節約することができます。また、お湯で洗うことで洗浄力が向上するので、少ない洗剤でも汚れが落ちやすく、洗剤量の節約にもなります。
ぜひ、お風呂の水を再利用して、洗濯の節水と洗浄力アップを図りましょう。
お風呂の水を再利用する場合は、ホースを使う方法が一般的ですが、ホースがない場合はバケツなどで代用してもOKです。
洗濯機の風呂水吸水口にホースを接続する
洗濯機の風呂水吸水口にホースを接続することで、洗濯機が直接お風呂の水をくみ上げることができます。
洗濯機の風呂水吸水口は、通常洗濯機の裏側にあります。
ホースは、洗濯機の付属品として付いていることが多いですが、ない場合はホームセンターなどで購入できます。
ホースを接続する際は、ホースの先端を洗濯機の風呂水吸水口にしっかりと差し込み、抜けないように注意しましょう。
また、ホースの内側にゴミや汚れが入っていないか確認してから接続してください。
風呂の残り湯をバケツや桶に汲んで洗濯機に入れる
風呂の残り湯をバケツや桶に汲んで洗濯機に入れる方法もあります。
バケツや桶は、洗濯機の容量に合わせて大きさを選びましょう。
また、ホースを使わないため、衛生面が気になる場合は、バケツや桶に洗濯用洗剤を薄めてから残り湯を入れるなどの対策をしましょう。
風呂の残り湯を使用する場合の注意点
お風呂の水を再利用する際は、以下の点に注意しましょう。
- 残り湯は、入浴後すぐに使うのがおすすめです。入浴後は、浴槽の壁や床に付着した汚れが残り湯に混ざるため、時間が経つと洗浄力が落ちてしまいます。
- 洗濯物は、残り湯の温度に合ったものを選びましょう。残り湯の温度が低すぎると、洗濯物が汚れ落ちにくくなります。
- 残り湯に含まれる汚れや皮脂が洗濯物に移る可能性があるため、洗濯後はすすぎをしっかり行いましょう。
うまく残り湯を使用して、水道代を節約しちゃいましょう!
まとめ
この記事では、一人暮らしにおける洗濯のコストとその節約方法について詳しく解説してきました。
日々の洗濯が水道代にもたらす影響を理解し、節水術や洗濯機の効率的な使い方などを活用することで、水道代の軽減が可能です。
また、エネルギー効率の良い洗濯機を選んで効率よく利用すれば、長期的な節約にもつながります。