「ズボンだけをクリーニングするのはあり?」
スーツのクリーニングを検討している方の中には、このような疑問を抱えている方もたくさんいるでしょう。
ズボンはジャケットよりも汚れやすいので、ズボンだけをクリーニングに出したい場合もありますよね。
そこでこの記事では、スーツのズボンだけをクリーニングするメリットとデメリットについて詳しく解説していきます。
スーツの印象を左右する要素はたくさんありますが、特にズボンの清潔感は重要な一部です。
コストとメンテナンスのバランスを考えつつ、ズボンだけをクリーニングに出すことについて一緒に考えていきましょう。
スーツはセットでクリーニングに出すのが基本!
結論から言ってしまうと、スーツはジャケットとズボン(スカート)をセットでクリーニングに出すのが基本です。
後ほど詳しく解説しますが、スーツは上下セットで使うことが多く、それぞれを別々でクリーニングに出すメリットはあまりありません。
そのため、特別なこだわりがない限りは、上下セットでクリーニングするのがおすすめです。
スーツのズボンだけをクリーニングに出すメリットは?
スーツのズボンだけをクリーニングするメリットは、常に綺麗な状態でズボンを使い続けられることです。
夏場は気温が高く、どうしてもムレやすくなります。
定期的にズボンをクリーニングに出せば、常に清潔なズボンを使い続けられますので、ストレスなく仕事に打ち込めるでしょう。
また、上下セットで出すよりもクリーニング代を抑えられるのもメリットです。
セットで出すのが基本と言いましたが、毎回ズボンを出すタイミングでジャケットもクリーニングしていたらその分クリーニング代はかかってしまいます。
なので、次にあげるデメリットを許容できる、という場合はズボンだけを出すことでコストを下げることができます。
スーツのズボンだけをクリーニングに出すデメリットは?
スーツをはじめとする衣類は消耗品であり、使えば使うほど、洗えば洗うほど色落ちしやすくなります。
ズボンだけをクリーニングに出す場合、ジャケットとズボンで色合いに違いが出てしまうこともあります。
そのため、スーツ全体の見た目のバランスが崩れる可能性も考えられます。
ジャケットとズボンは一緒に使われることが多いため、片方だけを頻繁にクリーニングすると統一感が失われ、印象が悪くなってしまうこともあるのです。
ジャケットとズボンの色合いが違うのはちょっとカッコ悪いですよね…
スーツのズボンだけが汚れてしまった場合はどうすればいい?
ジャケットはまだ汚れていないのにズボンだけが汚れてしまった場合、どのように対処すればよいのでしょうか?
スーツはビジネスやフォーマルな場での装いとして重要ですが、汚れたズボンをそのまま着用するわけにはいきません。
しかし、全体をクリーニングへ出す必要なく、ズボンだけの汚れをどのように取り扱うべきか迷ってしまうこともあるかもしれません。
スーツのズボンだけが汚れてしまった場合の対処法について詳しく見ていきましょう。
ジャケットと一緒にクリーニングに出す
スーツのズボンに飲み物をこぼしてしまったり、嫌なニオイが付いてしまったりした時は、ジャケットと一緒にクリーニングに出しましょう。
こう聞いて、「ジャケットは汚れていないから大丈夫」と考える方もいると思いますが、目に見えていないだけでジャケットにも皮脂汚れや汗汚れが付いている可能性が高いです。
スーツをクリーニングに出す最適な頻度は、汚れの程度や所有している数によって異なりますが、理想的なのは「1シーズンに1~2回」と言われています。
「最近クリーニングに出していないな…」と思う場合は、ジャケットも一緒に出すとよいでしょう。
セットでクリーニングすることで上下ともキレイな状態で着ることができます。
ズボンだけを自宅で洗う
ズボンだけが極端に汚れてしまった場合は、クリーニングに出すのではなく、ズボンだけを自宅で洗うのがおすすめです。
ただし、この場合は洗濯表示をしっかりと確認しなければなりません。
水洗い不可のズボンは、当然自宅では洗えませんので、先ほど解説したように、上下合わせてクリーニングに出すことを検討しましょう。
自宅でスーツを洗う方法は下記の記事で詳しく解説していますので参考にしてください。
【おすすめ!】ズボンのみ2着購入する
一番おすすめなのはこちら。
「どうしてもズボンだけをクリーニングに出したい」という場合は、ズボンのみを2着購入するのがおすすめです。
ツーパンツスーツと言って、最初からパンツが2着セットになっているものがおすすめ!
ジャケットに比べてズボンは汚れやすいこともあり、クリーニングの頻度も高くなります。
毎回ジャケットも一緒にクリーニングに出すとなるとその分費用もかかりますので、購入するときにズボンだけ2着購入しましょう。
そうすることによってズボンのみをクリーニングに出してもズボンの色落ちを防げるようになり、違和感なく履きこなせるようになります。
スーツのクリーニングで悩みたくない場合はどうすればいい?
スーツは基本的に自宅での洗濯が難しく、仮に自宅で洗濯できる場合でも、比較的デリケートな衣類ですので気を使ってしまいますよね。
また、この記事のテーマでもある「ズボンだけをクリーニングに出すか、セットでクリーニングに出すか」という悩みを抱えてしまうことも多いです。
そのような方は、以下のようなルール、あるいはルーティーンを決めておくのがおすすめです。
- クリーニングに出すタイミングを決めておく
- 利用するサービスを絞り込んでおく
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
クリーニングに出すタイミングを決めておく
「そろそろ出した方がいいのかな?」
「ズボンだけを出すべき?それともセットで出した方がいい?」
スーツをクリーニングに出すタイミングをあらかじめ決めておけば、こんな悩みも解消できます。
例えば、下記のように事前に具体的なタイミングを決めておけば、深く考えることなくクリーニングが行えるようになるのです。
- シーズン終わりに出す
- 2か月に1回出す
- ○月と○月に出す
カレンダーアプリなどに登録しておいてもよさそうですね。
利用するサービスを絞り込んでおく
クリーニングサービスには、店舗型と宅配型の2つの種類があります。
また、店舗型といっても全国各地に様々なお店がありますし、宅配型にも特徴が異なるサービスが多くあります。
利用するサービスを決めておかないと、
「クリーニングに出したいけど、どのサービスを利用すればいいの?」
という状況に陥りやすくなり、結果として後回しにしてしまったり、諦めたりする可能性が高くなるのです。
あらかじめ利用するサービスを絞り込んでおけば、サービス選びや業者選びで悩むことなく、スムーズに依頼できます。
近年では、宅配クリーニングを含め、様々なサービスが登場していますので、事前にそれぞれの特徴を調べたうえで、自分にピッタリのサービスあるいは業者を見つけておきましょう。
スーツクリーニングにおすすめの宅配クリーニング2選
クリーニングに出す場合、意外と難しいのが店舗選び。
自宅近くによい店舗型クリーニング店があればよいのですが、ない場合は宅配クリーニングを利用しましょう。
宅配クリーニングなら、全国どこからでもスーツクリーニングが得意な店舗にお願いすることができます。
リネット
まずは「リネット」です。
リネットは、自宅から全ての手続きを済ませることができる、便利な宅配クリーニングサービスです。
専用アプリを使って簡単に注文できるだけでなく、サービスエリアも北海道から沖縄まで広範囲に対応しています。
リネットの魅力は、手頃な価格設定で、たった1枚からでも利用することができる点です。
依頼数が少ない方でも気軽に利用できるので、とても便利です。
メディアにも多数取り上げられている、人気の宅配クリーニングですよ。
スーツ上下で依頼した場合の料金は1,800円~、パンツ/スーツ(下)のみの場合は750円~となっていて、他のクリーニング店と比べてもリーズナブル。
贅沢手仕上げコース(職人が1点1点手作業で仕上げてくれるサービス)でもスーツ上下で2,800円~、パンツ/スーツ(下)のみの場合1,250円~と頼みやすい価格帯となっています。
プラスキューブ
次にご紹介するのはプラスキューブです。
スーツ水洗いコースが用意されており、スーツを丸洗いしたいならおすすめの宅配クリーニングです。
ホームページを見ると、水洗いへのこだわりがすごく伝わってきますよ♪
プラスキューブはオリジナルの洗濯槽を使用しており、洋服を動かさずに洗いあげるため生地を傷めることなく洗いあげることが可能。
洗濯する際の水洗い用ネットも独自開発しているという徹底ぶりです。
スーツ上下で8,800円、スラックス単体で3,850円と少々お値段は張りますが、累計20,000着以上の実績をもっているため、安心してお任せができます。
まとめ
スーツのズボンだけをクリーニングに出すのは、基本的にあまりおすすめできません。
なぜなら、色合いのバランスが崩れてしまう可能性が高いからです。
もちろん、絶対にズボンだけをクリーニングに出してはいけないということではありませんが、もしズボンだけをクリーニングする場合は、リスクやデメリットについても理解しておく必要があります。
「ズボンが汚れてしまったから、単体でクリーニングに出したい」
という方は、今回紹介したことを参考にしながら、慎重に検討していきましょう。