コインランドリーで乾燥機だけを使うことはありますか？
コインランドリーには乾燥専用の機械が用意されているため、自宅で洗ってコインランドリーでは乾燥だけを行う、ということも可能です。
乾燥機を利用することで、洗濯物をふわふわに仕上げることができますし、時短にもつながります。
ただ、衣類の乾燥が快適で効率的に行えるようになる一方で、使用法を間違えると衣類にダメージを与えてしまうリスクもあります。
コインランドリーの恩恵を最大限得るためには知識が必要です！
この記事では、そんな乾燥機の種類とそれぞれの特性、正しい使い方、注意点を詳しく解説します。
また、乾燥機利用時についての頻繁に出る質問とその回答も掲載していますので、コインランドリーの乾燥機利用が初めての方でも安心してご利用いただけます。
乾燥機を適切に使いこなし、より良いランドリータイムを過ごしましょう。
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コインランドリーの乾燥機について
乾燥機は種類によって特性や利用方法が異なり、適切に使いこなせば時間や電力の節約、衣類へのダメージを最小限にするなど多くのメリットがあります。
乾燥機の種類とそれぞれの特徴
コインランドリーやマンションの共用スペースに設置されている乾燥機。
一見すると皆同じように見えてしまうかもしれませんが、じつは様々な種類や特徴が秘められています。
普段何気なく使っている乾燥機の種類を理解し、それぞれの特徴を活かせば、より効率的に、そして衣類に優しく乾燥することが可能になるでしょう。
コインランドリーでは「ガス式」が一般的
まずコインランドリーで多く使われているのは「ガス式」です。
コインランドリーはかなり高確率でガス式が採用されています。
ガス式乾燥機は、衣類や他の物を乾燥させるためにガスを利用します。これは、一般的な電気式の乾燥機とは異なり、天然ガスやプロパンなどのガスを燃焼して熱を発生させ、それを利用して湿った物を乾かす仕組みです。
ガス式の大きなメリットとしては、なんといっても乾燥時間が短いことです。
高温で一気に乾燥させるため、ほかのタイプの乾燥機と比べて圧倒的に早く衣類を乾かすことができます。
また、コインランドリーの乾燥機は大型のものが用意されているので、大量の洗濯をまとめて乾かしたい時にも重宝します。
高い熱量によって繊維を根本から立ち上げるので、仕上がりもふわふわ。
高温で滅菌もできるため、生乾きによる臭いも抑えることができます。
一般家庭の乾燥機では「ヒーター式」「ヒートポンプ式」が主流
反対に、一般家庭の乾燥機として多いのは「ヒーター式」や「ヒートポンプ式」の乾燥機です。
「ヒーター式」はヒーターで加熱された空気を循環させて衣類を乾かす方式で、パワフルな乾燥力が特徴。
しかし、その反面、繊維にダメージを与えやすいためデリケートな衣類には向かないと言えるでしょう。
一方、「ヒートポンプ式」は、冷暖房のように室内の空気を利用するため、エネルギー効率が良いのが魅力的。
温度も一定のため衣類へのダメージが少なく、デリケートな衣類や子供の衣類にもオススメです。
一方、乾燥に時間がかかるため、時間がないときには不向きといえます。
さらに、新しいタイプとして「除湿式」も登場しています。
除湿能力を活用して衣類を乾かす方式で、消費電力が低く、運転音が静かというメリットがありますが、乾燥時間は長いというデメリットもあります。
家庭用乾燥機もとても便利ですが、コインランドリーの仕上がりは一味違います♪
よくある乾燥機についての質問と回答
乾燥機に関する質問でよくあるものとその回答をご紹介します。
コインランドリーでも家庭での乾燥も、根本は同じです。
どちらで乾燥を行う場合も参考にしてくださいね。
取扱い表示に“乾燥禁止”とある衣類は乾燥機にかけてもいいの？
洗濯表示には乾燥に関することも記載されており、下記のような表示があります。
乾燥禁止の表示がある場合は、基本的には禁止表示通りに従うのが無難です。
無理に乾燥機にかけてしまうと、縮みなどの原因になります。
ただ、洗濯後すぐに着たいといった場合は低温設定・短時間で乾燥させることも一つの手段です。
コインランドリーにある乾燥機の温度は一般的に、高温（70℃～80℃）、中温（60℃～70℃）、低温50℃～60℃ほどなので、どうしても乾燥機を利用したい場合は低温で利用するようにしましょう。
ただ、大事な衣類なら乾燥機は使用しないことをおすすめします！！
乾燥機で乾かした衣類が縮んでしまう
これは、乾燥機での高温が原因となります。
縮みやすい繊維の衣類は乾燥機での低温設定を心がけるか、自然乾燥させるのがおすすめです。
特に、コインランドリーで乾燥を行う場合は機内が高温になりがちなので注意が必要です。
また、先ほどもお伝えした通り洗濯表示には乾燥に関することも記載されています。
上限温度も参考にして、高温に向かいない衣類なら中温や低温で利用するなど工夫しながら乾燥機を利用しましょう。
乾燥機で乾かした後、衣類がパリパリになる
これは、乾燥機で一度にたくさん乾かしたり、一度に長時間乾燥させると生じる現象です。
適量の衣類と適切な時間、または、柔軟剤を使用するなどして対処しましょう。
コインランドリーの乾燥機は高温で一気に乾かし、乾燥時間が短いためパリパリになりにくく、ふわっと仕上がるのでおすすめです！
コインランドリーで乾燥機を使用する際の正しい使い方
近年、色々な生活スタイルを支えるために街角でよく見かけるようになったコインランドリー。
それぞれの季節に応じて快適に過ごすため、また大量の衣類を一度に洗濯するためなど、その活用法は人それぞれだと思います。
ここでは、その中でも特に便利な「乾燥機」の正しい使い方について、具体的に詳しく説明いたします。
乾燥機への衣類の投入方法
乾燥機への衣類の投入方法について見ていきましょう。
実は適切な投入方法を知ることで衣類を優しく早く乾かし、仕上がりのクオリティを上げることができます。
脱水はしっかり行ってから乾燥機に入れる
洗濯後、乾燥機に入れる前に洗濯物の水分量に注目してみましょう。
ほとんどの洗濯機では脱水時にかなりの水分を取り除いてくれますが、利用している洗濯機によっては十分な脱水が行われておらず水分量が多い場合があります。
水分量が多く脱水が甘いなと感じたら、乾燥機に入れる前に追加で脱水を行っておきましょう。
そうすることで、乾燥する時間を短縮することができます。
また、少しでも乾燥時間を短くしたい場合は、余分な水分をとるために乾いたバスタオルを一緒に乾燥機の中に入れると水分を吸い取ってくれるので入れない時よりも早く乾きます。
ひとつずつ広げてから投入
まず、衣類を乾燥機に入れる際には、必ずひとつひとつ手で広げてから入れるようにしましょう。
衣類をそのまま投入すると、重なり合った部分は乾燥しにくく、ムラができやすくなります。
ひとつずつ広げて投入することで、衣類全体が均一に乾燥しやすくなります。
また、衣類が重なり合った状態で乾燥すると、衣類同士が擦れて傷つきやすくなるため、それを防ぐのにも効果的です。
デリケートな下着や衣類はネットに入れてから投入すると、型崩れを防ぐこともできます。
たくさんの量を入れすぎない
また、乾燥機に入れる量にも気をつけることが大切です。
ドラムの中が詰まりすぎると乾燥が不均一になり、また機械に負担がかかってしまいます。
適切な量はドラムの約半分程度が目安です。（衣類の種類や素材によって多少前後します。）
あまりたくさんのものを詰め込みすぎないように注意しましょう！
適切な乾燥時間の選択
次は適切な乾燥時間についてです。
コインランドリーの乾燥機には基本的に時間を設定するタイプが多いですね。しかし、衣類の湿度や素材、量によって必要な乾燥時間は変わります。
適切な時間を選ぶことで、衣類を優しく乾燥させることができますし、時間とお金も節約できます。
大体の目安としては、一般的な洗濯物（綿やポリエステルの洋服など）であれば、乾燥機に半分ほど入れて30分程度。デニムやタオルなどの厚手のものであれば40分が目安になります。
デリケートな衣類や洗濯表示で高温が推奨されていない衣類などは、低温でじっくりと乾燥させることを心掛けましょう。
乾燥温度の調節方法
さて、次に「乾燥温度の調節方法」です。ここでもやはり衣類の種類や素材に注意することが大切になります。
多くの乾燥機には「強」「中」「弱」など、３段階以上の温度設定があります。
温度は「強」でもすぐに衣類が乾くのは便利ですが、高温は衣類にとっては大敵。繊細な素材や色物は特に色が落ちやすいので注意が必要です。
また、縮みやすい素材のものは「弱」でゆっくりと乾燥させた方が安全です。
しかし、厚手のデニムやタオルなどの衣類は、中間以上の温度で乾燥させると良いでしょう。
乾燥に時間がかかる素材は、温度設定を高めにしてしっかりと乾かすと、カビの予防にもなります。
乾燥後はすぐに取り出してたたむと、しわを防ぐこともできます♪
残り時間の確認方法
乾燥機の使用中、残り時間を把握することは非常に重要です。コインランドリーを効率よく利用するためにも、適切にタイムマネジメントを行いましょう。
乾燥機の多くにはタイマーがついており、スタートボタンを押すと同時にカウントダウンが始まります。
残り時間はこのタイマーを見ることで確認できます。
タイマーが止まり乾燥が終了したら、次の利用者のためにも速やかに取り出しましょう。
ただ、湿度や衣類の素材、量によっては予定の時間で乾いていないこともあるでしょう。
その場合は、追加で乾燥を行います。
ほかの利用者の迷惑にならなければ、再度お金を投入して追加乾燥しましょう。
また、忙しい方や外出が多い方の中には、タイマーが終了したタイミングで乾燥機のドアを開けることが難しい方もいらっしゃるかもしれません。
そのような場合は、スマートフォンのアラーム機能などを利用して、残り時間を管理すると便利ですよ。
衣類の取り出し方
最後に、乾燥機からの衣類の取り出し方について説明します。
ここでも2つのポイントがあります。
乾燥機から衣類を取り出すタイミング
まず一つ目は、乾燥機から衣類を取り出すタイミングです。
基本的には、乾燥機が停止してからすぐに取り出すことが望ましいです。
温度が高いまま放置すると、衣類がシワになりやすいからです。
また、乾燥したばかりの衣類は熱を持っていますので、取り扱いには手袋などを活用し、火傷に注意しましょう。
丁寧に取り出す
二つ目は、衣類を一つひとつ丁寧に取り出すことです。
一つひとつ確認しながら取り出すことで、小さなアイテムが乾燥機の中に残ってしまったり、次の使用者に迷惑をかけることを防ぐことができます。
また、取り出す際には、乾燥状態や色落ちなどをチェックし、問題がないことを確認しましょう。
コインランドリーの乾燥機を使用する際の注意点
コインランドリーは近年ますます都市部を中心に存在感を増しています。
節電や節水、時間短縮といった効果が期待できることから、多くの方が利用しており、その中でも特に利用頻度の高い機械が「乾燥機」です。
ここでは、乾燥機を使用する際の注意点について詳しく解説します。
衣類の種類別による設定の違い
まずはじめに理解しておきたいポイントが「衣類の種類別による設定の違い」です。
乾燥機を使う際、一つ一つの衣類の素材や形状によって設定が異なります。
例えば、綿やリネン等の天然素材たちは熱に弱く、高温で長時間乾燥させると縮んだり形が崩れたりする可能性があります。
そのため、このような衣類は中温設定で乾燥させることをおすすめします。
一方、化繊物は熱に強いため高温設定でも安心ですが、高温であまりにも長時間乾燥させると色褪せの原因となるので注意が必要です。
このように、「衣類の種類によって乾燥設定を変える」ことがポイントとなります。
異なる素材の衣類の同時乾燥について
次に、異なる素材の衣類の同時乾燥について説明します。
一般的には、異なる素材の衣類は同時に乾燥させない方が良いとされています。
なぜなら、綿と化繊物では乾燥の速さや温度設定が違うからです。
化繊物は速やかに乾きますので、一緒に乾燥させると綿の衣類がまだ乾かないうちに化繊物が過乾燥してしまう可能性があります。
したがって、異なる素材の衣類は分けて乾燥させることが、衣類を長持ちさせる秘訣です。
なんでもかんでも、まとめて乾燥機に放り込んではいけないということですね…
ルールを守って利用すること
コインランドリーには、各店舗によって独自のルールがある場合があります。
ルールを守らず利用すると、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性もあるので注意が必要です。
例えば、前の利用者の洗濯ものの取り扱いについて。
乾燥機が止まっていれば取り出してもよい、としている店舗もあれば、従業員さんにお願いして取り出してもらうことをルールとしている店舗もあります。
店内に何かしらルールの記載がされていることが多いので、勝手に取り出す前にルールをしっかり確認しましょう。
コインランドリーの乾燥機だけを上手に使いこなす方法とポイント
それでは、これまでご紹介したお話をもとに、コインランドリーの乾燥機だけを上手に使いこなす方法とポイントを厳選してお伝えします。
はじめに、「衣類を乾燥機に入れる前の準備」です。
衣類をしっかりと脱水したり、入れるときに絡まないように注意したり、一度に入れる衣類の量に注意したりすることで、乾燥が効率的になります。
次に、「適切な温度設定」もポイントになります。
中温で乾かすのが基本ですが、厚手のものやタオル用には高温、デリケートなものには低温設定と、衣類によって設定を変えましょう。
また、「乾燥機使用時の注意点」も覚えておくと良いでしょう。
乾燥機使用中に蓋を開けない、ポケットの中身を確認する、長時間の使用を避けるといった心構えが衣類を長持ちさせます。
そして、何か困ったときに役立つ「よくある乾燥機についての質問と回答」を思い出すことで、様々な乾燥機トラブルにも対応可能となります。
これらをすべてまとめてみると、コインランドリーの乾燥機だけを上手に使いこなす方法とポイントが明確に見えてきます。
これからもどんどん試してみて、自分だけの乾燥術を見つけてみてくださいね。
まとめ
本記事では、コインランドリーの乾燥機だけを使う方法や注意点、使いこなすためのポイントを詳しく解説しました。
乾燥機の種類ごとの特徴を理解することで、自身のニーズに最適な乾燥機を選ぶことができます。
また、衣類の投入方法から適切な乾燥時間の選択、乾燥温度の調節方法、残り時間の確認方法、そして衣類の取り出し方まで、乾燥機の正しい使い方を覚えることで衣類を美しく保つことが可能となります。
異なる素材の衣類の同時乾燥や乾燥機の清掃についても触れ、コインランドリーをより便利に、そして長く使用するためのアドバイスを提供しました。
乾燥機の使用は一見簡単に見えますが、実は様々なポイントを押さえることで、より良い結果を得られます。
これらの知識を使って、コインランドリーでの乾燥作業をより効率的に楽しんでください。
