「服に茶色っぽい汚れが・・・」
こんな状況に陥ったことがある方は多くいるでしょう。
それは、もしかしたら”サビ汚れ”が原因かもしれません。
この記事では、服についたサビ汚れをスムーズに落とす方法について詳しく解説していきます。
サビ汚れは意外と厄介であり、普通に洗濯するだけでは落ちないケースもありますので、正しい知識を身につけたうえで正しくケアを行いましょう。
服にサビ汚れが付く原因
服にサビが付いてしまう原因は意外と身近にあります。
例えば公園のベンチ。長い間雨ざらしになっているため、その表面にサビが生じやすくなるんです。
雨が当たったり、湿気が多いと金属はサビやすく、時間がたてばたつほどサビがひどくなります。
そして、そんなサビついたベンチに何気なく座ってしまったら、あとで気づいたら服にサビのシミがついてしまっていることも…。
友達としゃべりながらベンチに腰掛けたけれど、あとでお家に帰ってきたら「えっ、いつの間にか服に茶色いシミが!?」と、頭を悩ませることがあるかもしれません。
また、ベンチだけでなく子どもたちが遊ぶ遊具もサビができていることが多いです。遊具は毎日のお天気にさらされているから、サビやすいんですね。
それ以外にも、ネックレスや腕時計などのアクセサリーや、物干し竿やベランダの手すりになどにもサビが発生していることがあります。
サビの原因はさまざまなところに潜んでるんですね…
サビの種類
サビにはいくつか種類があり、色によって判別できます。
銅は青く(一般的には緑青と呼ばれる)、錫やアルミニウムは白く、鉄は赤茶色や黒くなります。
私たちの日常生活でよく見かけるサビ汚れのほとんどは、鉄によるものです。
金属は酸素と水と結合することでサビとなり、それが衣服の表面に付着してしまうことで、落ちにくい汚れができてしまうのです。
この汚れは、泥などの服に染み付いた汚れとは異なり、通常の洗濯では簡単には落とせません。
サビ汚れを取り除くためには、金属を分離させるための工夫が必要になります。
服についたサビ汚れを落とす方法
では次に、服についたサビ汚れを落とす方法について詳しく解説していきます。
冒頭でも解説したように、サビ汚れはかなり厄介であり、普通に洗濯するだけでは落ちないことがほとんどですので、以下の方法を実践しながら賢く、効率的に落としていきましょう。
レモン果汁で落とす
レモンなどの強い酸性を示すものには、サビを溶かす効果があります。
そのため、綿棒などにレモン果汁を垂らして、サビ汚れが付いた場所に塗布し、そのまま水洗いして洗濯機に入れることによって、サビ汚れを除去できる可能性が高くなるのです。
ただし、レモン果汁は色落ちするリスクもありますので、裾などの目立たない部分でテストを行ってから実践するようにしましょう。
重曹ペーストで落とす
服についたサビ汚れは、重曹ペーストで落とせる可能性があります。
やり方は以下の通り。
- 重曹大さじ2杯と水大さじ1杯を入れ、よくかき混ぜる
- 重曹ペーストをサビ汚れが付いている部分に塗布して、3時間ほど放置
- 歯ブラシなどを使って軽くこする(強くこするのはNG)
- 水で重曹ペーストを洗い流し、そのまま洗濯をする
重曹には研磨作用があり、繊維の中に入ってしまった錆を浮かせる効果がありますので、正しい方法で行えばサビ汚れを綺麗に除去できます。
酸素系漂白剤で落とす
酸素系漂白剤を使ってサビ汚れを落とすというのも1つの方法です。
洗面器に40度前後のお湯を入れ、その中に酸素系漂白剤を入れます。(ラベルに記載の適切な量を入れる)
その中に、サビ汚れが付いた服を入れてつけ置きし、しばらく時間が経ったら水でよくすすぎます。
その後、洗濯機でいつものように洗って完了です。
少し手間はかかりますが、しっかりとサビ汚れを落とせる可能性が高いため、気になる方はぜひ試してみてください。
服についたサビ汚れを確実に落としたい場合は宅配クリーニングがおすすめ!
服についたサビ汚れは、正しい知識を身につければ自分で落とすことも可能です。
ただし、使う薬剤や道具を間違えたり、落とし方を間違えたりすると色落ちしたり、サビ汚れが落ちなかったりする可能性が高くなります。
服についたサビ汚れを確実に落としたい場合は、自分で行うのではなく、宅配クリーニングを活用するのがおすすめです。
宅配クリーニングは、自宅まで衣類を取りに来てくれますし、仕上がったら自宅まで届けてくれますので、時間と手間を省きつつサビ汚れを落とせます。
その分コストはかかりますが、自分でやるよりも低リスクですし、仕上がりにも期待できますので、手間をかけずにサビ汚れを落としたい方は、宅配クリーニングの利用を検討してみてください。
まとめ
サビ汚れは、一般的な汚れとは違って頑固ですので、洗濯機で洗っても落ちないことが多いです。
中には、「服にサビ汚れが付くわけない」と考えている方もいると思いますが、日常のちょっとした出来事が原因で服にサビが付いてしまうこともあります。
そんな時は、今回紹介したことを参考にしながら、正しい方法でサビ汚れにアプローチしていきましょう。
「簡単に、そして確実に服についたサビ汚れを落としたい」
という方は、宅配クリーニングの利用を検討してみてください。