朝は、子どもの支度にごはんの準備、自分の身支度…とにかくバタバタで、いつも時間との勝負。
「もっとスムーズに動けたら」「朝のゆとりが欲しい」と感じている共働きママも多いのではないでしょうか?
この記事では、そんな忙しい子育てママのために、朝をラクにする家事ルーティンの作り方をご紹介します。
簡単に取り入れられる工夫や、家族の協力を引き出すコツ、便利なアイテムの活用法まで、今日から実践できる内容が満載です。
毎朝のバタバタを少しでも減らして、気持ちにゆとりを。
笑顔で一日をスタートできるよう、一緒に「朝ラク生活」をはじめてみませんか?
共働きママが朝に感じやすい家事の「つまずきポイント」

朝の時間は、ほんの少しの工夫で大きく変わります。
でもその前に、「なぜ毎朝バタバタするのか」「何が時間を奪っているのか」に気づくことがとても大切です。
ここでは、共働きで子育て中のママが直面しがちな“朝の家事のつまずきポイント”を具体的に見ていきましょう。
家事が朝に集中しすぎている
朝の短い時間に、やるべきことがぎゅっと詰まっていませんか?
- 洗濯機を回す
- 朝ごはんを作る
- お弁当を詰める
- 食器を片付ける
- ゴミ出しの準備をする
- 子どもの着替えや持ち物チェック
これを一人でこなしていると、当然時間が足りなくなり、余裕もなくなります。
「朝はもっと手短に終わらせたい」と思っても、タスクの分散や時短の工夫ができていないと、毎日同じようにバタバタの繰り返しに。
まずは、朝に集中している家事を“ずらせるものはずらす”意識を持つことが、ラクへの第一歩です。
子どもが動かず、声かけに時間がかかる
「早くして!」を何回言っても、なかなか進まない子どもの支度。
特に低学年のうちは、自分で時計を見て動くのもまだ難しく、毎朝「着替えた?」「歯は磨いた?」と声をかけ続けなければいけません。
そのたびに家事の手が止まり、ママの予定が狂っていく…。
気づけば、「もう!早くして!」と声を荒げてしまうことも。
これはママが悪いのではなく、“自分で動ける仕組み”がまだ整っていないだけなんです。
お支度ボードや、子ども専用の身支度コーナーをつくるなど、「自分で進められる」工夫があると、毎朝の声かけも減り、ぐっとラクになりますよ。

「次に何をするか」を考える時間がムダになっている
朝の時間帯は、一つ一つを迷わずこなしたいところ。
でも実際は、「今、洗濯すべき?」「食器洗いは後回しでいい?」と、あれこれ頭で考えてから動くことが多くなっていませんか?
この“考える時間”が意外とくせ者で、毎朝無意識のうちに多くの時間を消費しています。
ルーティンが決まっていれば、何も考えずに手が動くので、自然と時短につながります。

“朝は考えずに動けるようにしておく”ことが、効率化のカギです。
必要なモノがすぐ見つからず探し物に追われる
「マスクどこ?」「給食袋がない!」と朝から家じゅうを探し回っていませんか?
たった1つのアイテムが見つからないだけで、数分~十数分があっという間に過ぎてしまいます。
さらにその時間にイライラしたり、子どもを急かしたりすると、お互いに朝から気持ちが疲れてしまうことも。
これは「物の定位置が決まっていない」ことが原因のひとつです。
毎日使うアイテムは“1アクションで取れる場所”に集約しておくことで、探し物時間をゼロにできます。
朝の「ちょっとしたロスタイム」が積み重なると、かなりのストレスになるため、モノの整理も大切な時短対策の一つです。
このように、朝のバタバタには“思わぬ落とし穴”がたくさんあります。
でも裏を返せば、それぞれにちょっとした工夫を加えるだけで、朝はもっとラクに、笑顔で過ごせるようになりますよ。
明日から試せる!朝をラクにする家事効率化アイデア集

ここからは、忙しい朝を少しでもラクにするための具体的なアイデアをご紹介します。
「難しそう」「時間がかかりそう」と思うかもしれませんが、どれも今日からすぐに取り入れられるシンプルな工夫ばかり。
自分のライフスタイルに合うものから、ぜひ試してみてくださいね。
家事を朝と夜に分けるだけで、朝の負担はぐっと軽くなる
「朝はとにかく時間がない」なら、やるべき家事を夜に“前倒し”するのがおすすめです。
たとえば、夜のうちに洗濯を済ませて浴室乾燥機や室内干しにしたり、お弁当用のおかずを作り置きして冷凍しておくなど。
朝にやる必要のないことは、前日に回すだけで、時間と心に余裕が生まれます。
特におすすめなのは「夜のうちに次の日の持ち物チェック」。朝の「忘れ物ない?どこ行った?」のバタバタを減らせます。

時間帯で家事を分けるだけで、朝の混雑が一気にスムーズになりますよ。
「ながら家事」でスキマ時間を味方にする
朝食を作りながらお弁当を詰めたり、洗顔の合間に洗濯機を回したり。
時間がない朝こそ、「〇〇しながら△△する=ながら家事」が時短のカギです。
ポイントは、「待ち時間」を見逃さないこと。
たとえば:
- トースターでパンを焼いている間にゴミをまとめる
- コーヒーが落ちる間にテーブルを拭く
- 子どもが歯を磨いている間に玄関を整える
このように、“いつもの流れの中に1つ家事を挟む”ことで、無理なく効率アップできます。
ただし、あれこれ詰め込みすぎると逆に慌てる原因になるので、「1つプラス」くらいがちょうどいいですよ。
「まとめて処理」することで時間も手間も削減
家事は「1つずつやる」より「まとめてやる」方が、時短にもなり気持ちもラクになります。
たとえば、週末に1週間分の食材をまとめてカットして冷凍しておけば、朝の調理がぐっとラクに。
洗濯も、毎日細かく回すより「2日に1回、まとめて夜に乾燥までやる」と決めておくと、朝にバタつかずに済みます。
「食材カット→冷凍」「給食袋のまとめ洗い」「週末に制服とハンカチをまとめてアイロン」など、まとめて済ませる家事を洗い出してみると、意外と多く見つかります。
「朝にやらないことリスト」をつくるのもおすすめです。
家族・子どもの「ちょっと手伝い」でママの負担が激減!
朝の家事、全部を一人でやろうとしていませんか?
実は「子どもや夫に少し手伝ってもらうだけ」で、ママの朝は大きく変わります。
- 子どもが自分の食器を下げる
- 前日に自分で着る服を準備する
- 夫がゴミ出し担当になる
など、ほんの小さなことでOK。
子どもにとっても、「朝の自立」につながる良い習慣になりますし、家族全員が「朝はみんなで乗り切る時間」という意識になれば、ママの孤独感も軽くなります。

「ありがとう」と声をかけながら、お手伝いを習慣化していけるといいですね。
便利グッズ・家電をどんどん活用して「家事を手放す」
忙しい朝にこそ、時短家電や便利グッズが強い味方になります。
- 全自動洗濯乾燥機で「干す作業」を省く
- タイマー炊飯器で朝のごはん炊き忘れを防ぐ
- 「身支度カゴ」で子どもの準備品をひとまとめに
- マグネット収納で玄関や冷蔵庫まわりを整頓
便利アイテムは、「使いこなすのが大変そう」と敬遠されがちですが、慣れればむしろ“手放せない存在”になります。
家事は全部ママが抱え込む必要はありません。「道具のチカラを借りる」ことも、立派な家事スキルのひとつです。
無理なく続けるための習慣化のヒントと工夫

効率化アイデアを取り入れたはいいけれど、「続かない」「気づけば元通り」ということ、ありませんか?
忙しい毎日だからこそ、大事なのは「完璧にやろう」としないこと。
ここでは、無理なく、ラクに、長く続けられる工夫をご紹介します。
効率化の工夫を続けるコツは、「頑張りすぎないこと」「家族で共有すること」「楽しむこと」。
毎日の朝が少しずつラクになっていく自分を、ぜひほめてあげてくださいね。
「とりあえず1つだけ」でOK!完璧を目指さない
「よし、全部やってみよう!」と張り切ってスタートしても、3日後には疲れてやめてしまう…。
これは誰にでもあることです。
大切なのは、「全部やる」ではなく「1つだけやってみる」という気持ちです。
- まずは“ながら家事”だけ意識する
- とりあえず便利グッズを1つ使ってみる
- 夜に1つだけ、朝の準備を済ませておく
など、小さな一歩でOKです。
続けるうちに、それが習慣になり、気づけば当たり前にできるようになりますよ。
家族と一緒に「わが家流」にカスタマイズする
たとえば、朝の時間が夫と重ならないなら「ゴミ出し担当」は難しいかもしれませんし、子どもがまだ小さければお手伝いにも限界があります。
だからこそ大切なのは、家族の動きや性格に合わせてアレンジすること。
子どもには「お手伝い表」や「お支度ボード」を取り入れて、“自分でできた”という達成感を味わえるように工夫してみましょう。
たとえば、マグネットで「やることリスト」を貼っていくタイプのボードは、目に見えて進み具合がわかるので、自然と行動に移しやすくなります。
最近では、イラスト付きで使いやすく、リビングにもなじむデザインのものもあるので、お子さんと一緒に「どれがいいかな?」と選ぶところから楽しんでもいいですね。
夫とは「どの家事を誰がやるか」をあらかじめ話し合っておくと、気持ちのすれ違いが起きにくくなります。
また、お支度コーナーを子どもの手の届く位置に用意するなど、“わが家流のやり方”を見つけていくことが、毎日のスムーズさにつながります。
「見える化」で気持ちよく習慣にできる
家事を習慣化するコツのひとつが、「目で見てわかる工夫」を取り入れること。
人は、やったことが目に見えると達成感を感じやすくなり、行動を続けやすくなります。
- ホワイトボードで“朝のやることリスト”を見える場所に貼る
- 子どもと一緒に「朝のチェックシート」を作る
- 1つ終わるごとにシールを貼る
など、ちょっとした遊び感覚を取り入れると、家事が「やらなきゃ」から「やりたい」に変わっていきます。

家族みんなが見える場所に置くのもポイントです。
疲れたときは「やらない日」を作る勇気も大事
どんなに工夫しても、体がしんどい日や時間が取れない日もありますよね。
そんなときは、「今日はやらなくていい」と決めることも、続けるためには大切な選択です。
- 洗濯は1日パスして乾燥機に頼る
- お弁当はコンビニや冷凍食品で済ませる
- 朝の家事は最低限だけにして、週末にまとめてリセット
無理をすると、家事も育児も「つらいこと」になってしまいます。
「手を抜く=悪いこと」ではありません。
ちゃんと家族が笑顔で過ごせていれば、それで大成功です。
まとめ|朝の余裕が、1日を変える!
朝の時間は、1日のスタートを左右する大切な時間。
でも、共働きで子育て中の毎日はやることが多すぎて、バタバタして当たり前なんです。
そんな中でも、少しの工夫や準備で、朝に余裕が生まれ、心にも時間にもゆとりができます。
この記事では、以下のようなポイントをご紹介しました。
- 家事を朝と夜で分けて「朝の負担」を軽くする
- スキマ時間を使った「ながら家事」のコツ
- まとめて済ませることで時間を生み出す工夫
- 家族や子どもの手を借りて「一人で抱えない」家事に
- 便利アイテムを活用して「ラクして時短」
- 習慣化するための続けやすい工夫や考え方
どれも難しいことはありません。「まずは1つだけ」取り入れてみるところから始めてみてください。
完璧を目指すより、「今日は昨日よりちょっとラクだったな」と感じられれば、それだけで立派な進歩です。
明日の朝が、今日より少しだけラクになりますように。あなたの暮らしが、もっと快適に、もっと楽しくなりますように。