何度洗ってもなかなかタオルの生乾き臭が取れない!ということはありませんか?
その生乾き臭、実は見えない原因があるんです。
湿気や洗剤の使いすぎ、乾燥不良など、何気ない日常の中に、臭いを生む要素が潜んでいます。
この記事では、そんな生乾き臭の原因と、それを予防・解消する方法を詳しく紹介します。
どうせ洗うなら、クリーンな香りに包まれたタオルで身体を拭きたいものですよね?
しかし、それがうまくいかない場合、重曹や酸素系漂白剤、クエン酸といったアイテムを駆使すれば、意外と簡単に生乾き臭を取ることができます。
それに、タオルのケアはちょっとした工夫で劇的に改善します。
例えば、乾燥方法を見直すだけでも違います。太陽の光や乾燥機など、適切な乾燥方法で、タオル一つで暮らしに彩りを添えましょう。
この記事を読めば、生乾き臭に悩むことなく清潔なタオルを保てます。
もう、生乾き臭によるストレスから解放されることでしょう。それでは始めていきましょう。この記事を読んで、気持ちよく清潔な日々を送りましょう。
タオルの生乾き臭の原因と取り方について
お風呂から上がった後に清潔感を感じさせてくれるタオル。
しかし、そのタオルが生乾きの臭いを放っていたら、気分を害してしまいますよね?
そもそも、この生乾き臭とはどんなもので、何が原因ではっせいしてしまうのでしょうか。
生乾き臭とは
生乾きとは、物が十分に乾燥せずに湿ったままの状態を指します。
具体的には、洗濯物がなかなか乾かずに放置されると発生しやすい現象の一つです。
これにより、不快な臭いが発生することを「生乾き臭」と呼びます。
厳密には、気候や季節、室内の湿度などにより、湿度低下が遅れた結果、微生物やカビが繁殖して発生します。
臭いだけでなく、菌が繁殖していると考えると恐ろしいですね💦
タオルの生乾き臭の主な原因
湿気
日本の多湿な気候は、生乾き臭が発生しやすい環境を作り出します。
特に梅雨や冬季には室内が湿った状態になりやすく、タオルが湿ったままになりやすいです。
その湿気が原因で微生物が増え、それが臭いへとつながるのです。
洗剤の使いすぎ
洗剤を使いすぎることも生乾き臭の一因となります。
洗剤が生乾き臭の原因になるなんて驚きですよね…!
洗剤は汚れを落とすためにあるべきですが、使いすぎると逆に汚れが残りやすくなります。
特にタオルは繊維が密集しているため、洗剤がしっかりと落ちないままタオルの中にとどまり、微生物の増殖を助けてしまいます。
乾燥不良
タオルが十分に乾かないことも生乾き臭を引き起こします。
購入したばかりの新しいタオルでも、乾燥が不十分だと涼しい場所で微生物が繁殖し、生乾き臭を発生させます。
生乾き臭を予防する方法
適切な洗剤の使用
洗剤の正しい使用法を心得ておくことは、生乾き臭を予防する確実な方法です。
適度な量を守り、洗剤が残らないようにすすいでください。
また、汚れが落ちやすいように、大量のタオルを一度に洗わず一定の量を超えないように洗濯することも重要です。
乾燥の工夫
乾燥には湿気の少ない場所を選び、風通しを良くすることが大切です。
直射日光が当たる場所や風通しの良い場所などは乾きやすい環境となり、生乾き臭の予防に繋がります。
また、タオルを重ねずに一枚ずつ干すことで、風を通して乾燥させることができます。
抗菌タオルの利用
抗菌タオルは、糸に抗菌加工を施して微生物の繁殖を防ぐものです。
抗菌タオルを使用すれば、一定の期間は生乾き臭を防ぐことが可能です。
ただし、抗菌効果は永遠ではなく、購入から一定期間経つとその効果は薄れます。
その時点で、適切な洗濯と乾燥方法を実施することが改めて求められます。
生乾き臭を取る具体的な6つの方法
洗濯物を干すとき、気になるのが生乾き臭。
一度つくとなかなか取れないこの嫌な臭いを根本から解消するためには、ちょっとしたテクニックが必要だったりします。
そこで今回は、具体的な6つの生乾き臭対策をまとめてご紹介します。
重曹を使う
重曹は、その強力な消臭効果を活かした生乾き臭対策としておすすめのアイテムです。
方法はとても簡単。洗濯機に洗剤と共に重曹をスプーン1杯加え、普段通り洗濯を行うだけで、生乾き臭を予防できます。
重曹が効果的なのは、それがアルカリ性であるため。
生乾き臭の原因はタオルの中の細菌が繁殖することによるものですが、細菌は酸性の環境を好むため、アルカリ性の重曹によってその繁殖を阻止します。
また、重曹には自然由来の成分が含まれており、安心して使うことができます。
ただし、色が褪せやすいものには使わないように注意が必要です。
洗濯ネットに入れて洗濯するなどの工夫も忘れずにしましょう。
酸素系漂白剤を使う
重曹と同じく、酸素系漂白剤も生乾き臭対策には欠かせないアイテムです。
酸素系漂白剤は、酸素による酸化力で洗濯物の色素の分解をし、さらに細菌を除去します。
使い方は簡単で、酸素系漂白剤を洗剤と共に洗濯機に入れるだけ。ただし、漂白力が強いため色物には使わないように注意が必要です。
また、酸素系漂白剤は高温では効果を発揮しませんので、必ず常温のお湯で使いましょう。
クエン酸を使う
重曹や酸素系漂白剤と同じく、クエン酸もまた生乾き臭を防ぐための優れたアイテムです。
クエン酸は、自然由来の酸で洗濯機のカビや水あかを除去し、洗濯槽を清潔に保つことができます。
正しい使い方について。洗濯をする際、洗剤に加えてクエン酸を大さじ1杯加えます。なお、クエン酸は熱に弱いため、できるだけ常温の水で洗濯しましょう。
クエン酸を使用することにより、タオルについた生乾き臭だけではなく、洗濯機自体のカビ臭さも解消することが可能となり、二重の効果が期待できます。
ただし、使いすぎると繊維を傷める可能性もありますので節度を保ちましょう。
コインランドリーの乾燥機を使う
「自宅の洗濯物だけれどもコインランドリーを使うのは面倒では?」と思われるかもしれませんが、この面倒が手間を省き、なおかつ生乾き臭を撃退するのです。
乾燥機は強力な熱風で洗濯物の中までパッと乾かします。
細菌やカビは高温と乾燥に弱いため、乾燥機を使用すればこれらの繁殖を防ぐことができます。
なお、冬場の室内干しでは、洗濯物が乾きにくく生乾き臭の発生源となるため、特にコインランドリーの乾燥機の出番です。
使い方も簡単で、洗濯物を入れて乾燥時間を設定し、それが完了したらすぐに取り出しましょう。
<応急処置①>消臭スプレーを使う
いくら予防策を試しても、なかなか生乾き臭が取れないというときには、消臭スプレーがおすすめです。
これは応急処置として、外出前やお客様が来る前など、急な場合に役立つアイテムです。
直接タオルにかけるだけですぐに生乾き臭を消し去ることができます。
もちろん、これだけで完全に臭いが消えるわけではないので、定期的な洗濯は欠かせません。
また、「そもそもタオルに消臭剤は使いたくない…」という方もいらっしゃるでしょうから、あくまでも洗濯ができないときの緊急用、と考えておくといいでしょう。
<応急処置②>スチームアイロンやドライヤーを使用する
スチームアイロンは、必要以上に水分を含んだタオルから余分な水分を取り去り、速やかに乾燥させる作用があります。
スチームアイロンでタオルに高温を当てて水分を蒸発させることで、生乾き臭を一時的に抑えることができます。
効果は弱くなりますが、ドライヤーで代用してもOKです。
ただし、これらの方法はあくまで一時的な対策であるため、臭いの根本的な原因を取り除くものではありません。
生乾き臭を予防するタオルの乾燥方法
ここでは、生乾き臭を予防する乾燥方法についてご紹介します。
梅雨時期や湿気の多い日、そして忙しい日々でタオルを完全に乾かす時間がないときに役立つテクニックです。
各家庭の状況に合わせて、太陽の光を活用した乾燥方法または乾燥機を利用した乾燥方法から選び、実践してみてください。
太陽の光を活用した乾燥方法
太陽光に含まれる紫外線には殺菌効果があると言われています。
自然の力を借りて、タオルの生乾き臭を予防するアイデアを2つ提案しますね。
①太陽の光を直接当てる
これは昔ながらの方法でありながら、有効性は依然として高いです。
タオルを洗濯した後、風通しの良い屋外で幅広に伸ばして干してみてください。
もしベランダが日当たりの良い場所であれば、そのまま広げて干すと良いでしょう。
②室内でも太陽の光を活用する
例えば、窓辺にタオルを掛けて乾かすという方法があります。
至ってシンプルなこの方法、実はタオルの生乾き臭を予防するのに一役買ってくれます。
しかし、注意点として窓ガラスが紫外線をカットするタイプであると、効果が半減してしまいます。
賃貸物件やマンション住まいで窓ガラスが紫外線カットタイプの場合、外に干す方法をおすすめします。
乾燥機を利用した乾燥方法
一方、雨の日や湿気の多い日、急ぎの時に便利なのが乾燥機です。洗濯物がすぐに乾く点はもちろん、乾燥機には機能が詰まっています。
その中でもおすすめなのが、「乾燥・除菌」機能です。
乾燥機による乾燥は、細かい水分を確実に取り除いてくれるのが特徴です。
そのため、付きやすいとされる生乾き臭を予防するには最適です。乾燥機にタオルを入れる前に、一度しっかりと湿気を取るために軽く振ると、一層効果的です。
自宅に乾燥機がある場合はぜひ試してみてください!
また、同時に静電気も防げるため、一石二鳥です。
ちなみに、タオルだけでなく普段着も一緒に乾燥させると、タオルからの湿気で他の洗濯物も生乾き臭の予防につながります。
しかしながら、使い方によっては逆効果になることも。
乾燥機を使用する際の注意点は、タオルをぎゅっと詰め込みすぎないことです。
乾燥器内の空気の循環が滞ると、乾燥が不均一となり生乾き臭が発生するリスクが高まります。
タオルは適度な量にとどめ、乾燥機内の空気循環を確保しましょう。
まとめ
タオルの生乾き臭の主要な原因は湿気、洗剤の使いすぎ、乾燥不良等が挙げられます。
これらを改善するためには適切な量の洗剤を使用し、乾燥の方法を工夫すること、抗菌性のタオルを使用することが有効です。
また、生乾き臭が気になる場合の具体的な対策としては重曹や酸素系漂白剤、クエン酸の活用が考えられます。
一時的な対策として消臭スプレーやスチームアイロン、ドライヤーの活用も効果的ですね。
適切な乾燥方法としては、天日干しや乾燥機の使用が推奨されます。
特に、太陽の紫外線は抗菌効果もあるため、室内でも太陽の光を取り入れた乾燥方法がおすすめです。
以上の方法を参考に、清潔で快適なタオル生活を送りましょう。