クリーニングに出しても落ちない…そんな頑固なシミに悩んだことはありませんか?
しかし、実は「落とせないシミ」はほとんど存在しません。
技術力のあるクリーニング店なら、ほとんどシミを取り除くことができます。
でも、クリーニング店にシミ抜き断られたことがあるよ…
という方もいらっしゃるかもしれません。
その理由は、クリーニング店によってしみ抜きの技術力が大きく違うからです。
クリーニング店が染み抜きを断る理由や、適切なクリーニング店の選び方も詳しく解説します。
また、自宅で染み抜きをしたい方に向けて、そのメリットとデメリット、さらに可能な場合の自宅染み抜きのテクニックもお伝えします。
今回の記事が、あなたのシミ問題解決の一助となることを願っています。
クリーニングで落とし切れない染みはあるのか?
シミになったからといって服を捨てるのはもったいない。
だけど、自宅で手洗いしても落ちないシミには頭を抱えるのが一般的でしょう。
そんな時、クリーニング店に頼むべきなのか?でも、過去にクリーニング店でも落ちなかった経験が…と言う人もいるかもしれません。
クリーニングで落とし切れない染みとは何なのか、クリーニング店がシミ抜きを断る理由、そして適切なクリーニング店の選び方について解説していきます。
落とせないシミはほとんどない
どうしても落とせないシミと言われると、何か特殊なものを想像してしまうかもしれませんね。
ですが、残念ながらそういった特別なシミは存在しません。
基本的には、専門の技術を持つクリーニング店であれば、ほとんどのシミは無事に取ることが可能です。
ワインやコーヒー、子どもがこぼしたジュースのシミなど、日常的につくシミはもちろん、ボールペンやマーカーのインク、化粧品のシミなども含め、諦める前に一度プロに相談してみる価値があります。
ただし、落とすことが難しいシミと言った場合、その主な要因はシミが付着してからの時間です。
なぜなら、シミの早期発見・早期対策が、シミ取り成功のカギを握るからです。
シミが頑固になって落ちにくくなる一番の原因は、シミが衣服の繊維にしっかりと染みつき、そのまま時間が経過すること。
放置している間にシミが固着し、中に染み込んでしまうと落とすのに手間がかかることもあります。
そのため、シミに気がついたら出来るだけ迅速にクリーニング店へ持ち込むことがポイントです。
また、落とすのが困難になるシミとしては、洗剤を使った自己処理による二次損傷も挙げられます。
自分で何度も洗濯を試みた結果、シミが変色したり、布地が傷んだりすることで、専門店でもうまく対応できない場合があります。
自宅でのシミ抜きはプロと比べて限定的な処理しかできないため、何度洗っても落ちないシミには無理に手を出さず、早めにクリーニングへ持ち込むことをお勧めします。
多くのクリーニング店が染み抜きを断る理由
では、なぜ一部のクリーニング店ではシミ抜きを断られる場合があるのか。
それは、クリーニング店の経験と技術によるところが大きいです。
シミ抜きは一見単純な作業のように思えますが、実はその裏には様々な専門知識や緻密な技術が必要となります。
まず、シミの正確な素材と種類を識別するスキルが求められます。
コーヒーのシミと赤ワインのシミ、油性ペンのシミと水性ペンのシミでは、それぞれに適したシミ抜きの方法が異なります。
そのため、シミの正確な認識ができなければ、適切な処理ができません。
さらに、衣服の素材によっても、シミ抜きの方法は変わります。
綿やリネン、ウールやシルクなど、それぞれに洗濯方法が違うように、同様にシミ抜き方法も変わってきます。
特にデリケートな素材、例えばシルクやカシミヤなどは、間違ったシミ抜き方法を試すと、素材自体を傷つけてしまう危険もあります。
このような理由から、シミ抜きは実は非常にデリケートな作業であり、一部のクリーニング店では取り扱えないこともあるのです。
ただ、落とし切れないと断られたシミでも、専門的な知識と経験を持つクリーニング店であれば、対応可能な場合も多いです。
だからこそ、適切なクリーニング店選びが重要なんですね!
クリーニング店選びの重要性
シミ抜きに対応できるクリーニング店を見つけるためには、何を基準に選べば良いのか悩みますよね。
まず参考にしたいのは実際に使用したことある方からの評判や口コミです。
口コミは、そのクリーニング店が実際にどれだけの顧客から信頼されているかを判断する材料となります。
最近ではSNSでも口コミを探せるので、気になるクリーニング店を検索してみましょう。
また、クリーニングに出す際に、シミの状態を詳しく説明し、店舗の対応を見ることも大切です。
シミ抜きは専門的な知識を必要とするため、顧客の話をしっかりと聞き、問題を解決しようとする姿勢が求められます。
シミの状態を説明したときの対応を見て、信頼できるクリーニング店かどうか見極めるようにしましょう。
大切な服を長持ちさせるために、上記のポイントを参考に、信頼できるクリーニング店を見つけてみてはいかがでしょう。
自宅で染み抜きが可能な場合
誰もが心配になる洋服の汚れ。
大切な洋服に何かをこぼしてしまったり、汚れをつけてしまったらがっかりしますよね…。
でも、あきらめないでください!
そんな時でも、適切な処置をすれば自宅で染み抜きが可能なこともあります。
自宅で染み抜きをするメリット
うっかり洋服にこぼしてしまった汚れ。すぐに対応すれば洗濯機だけで十分ということもあります。
自宅で染み抜きを行うメリットは、クリーニングに出すよりも手軽だということです。
ただ、自宅での染み抜きが全ての汚れに効果的とは限りません。
果汁やワインなど色素の強い汚れや、油脂汚れは特に手強いので注意が必要です。
自宅でシミ抜きをする場合、まずは汚れの原因を知り、適切な染み抜き方法を選んで、できるだけ早く対処する必要があります。
自宅での染み抜きには「魔法水」がおすすめですので、下記の記事を参考に実践してみてください。
なお、染み抜きによるケアは洋服にとっても負担になります。
デリケートな素材や色が移る恐れのあるものは、我慢強くプロに任せるのも一つの方法です。
自宅で染み抜きをするデメリット
雑巾や手作りの染み抜き剤を駆使して、自宅で染み抜きに挑戦する。
そこにはやはり、デメリットも付きまといます。
自宅での染み抜きに不向きな素材や柄などはもちろん存在しますし、素材毎に適切な洗い方があるように、染み抜きにも「得手不得手」があります。
たとえば、シルクやウールなどの特殊な素材や、プリーツが入っているスカートなどは十分な注意を必要とします。
染み抜き液を使う場合も、誤った方法で施すと色落ちやシミが広がる原因になることも。
また、汚れが新鮮なうちにすぐに対処しなければ、完全に染み抜きできないこともあります。
自宅の洗濯機だけで染み抜きすることは、確かに経済的。
でも、素材を傷つけるリスクもあるので、専門家に任せることで手間を省き、確実にきれいにしてもらうほうが良い場合もあります。
クリーニング店の染み抜き料金相場や仕上がり日数
お気に入りの洋服にできてしまった染みを、自分でなんとかしようと生地を傷めてしまった経験はありませんか?
それならば、まれに訪れるそんな困った瞬間の救世主、クリーニング店の染み抜きサービスにお任せしましょう。
しかし、気になるのはその料金と仕上がり日数。
事前にしっかりとリサーチし、納得のいくサービスを選んでください。
染み抜きの効果
専門家ならではの技術を駆使したクリーニング店の染み抜きサービスは、家庭での洗濯が手に負えない様々な染みに対して効果を発揮します。
我々が想像する以上に、シミには種類が豊富で、飲食物だけでなく化粧品やインク、さらには汗や血液といった体液など、多種多様な物質が衣服にシミを作る原因となるのです。
それぞれのシミに対して最適な洗剤や技術を選ぶのが職人の腕の見せ所です。
その他にも、素材によっては家庭で洗濯すると傷んでしまう洋服へのケアにも力を発揮します。
ただ、プロであっても落としにくい染みもあります。
上記のような染みは、プロでも落とすことが難しい場合もあります。
また、染みと素材の相性もあるため、落ちにくい汚れの染み抜きをクリーニング店へ依頼する際は、落ちない可能性があることも考慮した上で相談してみましょう。
染み抜きの料金相場
さて、気になる染み抜きの料金相場ですが、これは染みの大きさや種類、そして衣服の素材などにより変わります。
一般的には、シャツやスカートの染み抜きの料金は、平均的な相場で1,000円〜3,000円程度が目安です。
一方、デザイナーズブランドの衣類や素材がデリケートな絹やウールの衣類は、その代わりに染み抜き料金も高くなる傾向があります。
また、カビや油性インク、赤ワインなど、染みの原因が特殊なものの場合や、染みがついてから時間が経過している場合などは、より高度な技術と洗剤を必要とします。
その場合は、上記の料金よりも高くなる可能性があるため、事前に見積もりを取るとよいでしょう。
先ほど挙げた「落ちにくい染み」は高い技術が必要になるため料金が高くなります💦
染み抜きの仕上がり日数
最後に染み抜きの仕上がり日数についてですが、これもやはり染みの種類や大きさ、そして衣服の素材により変わります。
しかし、大まかな目安としては、普通のクリーニングよりも多少時間がかかり、3日から1週間程度想定すればよいでしょう。
特別な場に着て行きたい洋服の染み抜きなど、期日が決まっている場合は余裕を持って依頼するのが良いです。
また、忙しい日常の中で洋服をクリーニングに出すのが難しい場合や、仕上がり日数を気にされる場合は、宅配クリーニングサービスを利用してみるのも一つの手段となります。
これらは自宅に居ながらにして手軽に染み抜きを依頼でき、しかも取りに行く手間もなく、自宅まで届けてくれるため、非常に便利です。
染み抜きにおすすめの宅配クリーニング3選
宅配クリーニングなら、忙しい方でも手間をかけることなくクリーニングを利用できます。
今回は、特に染み抜きに実績と評価が高い宅配クリーニングサービスを3つご紹介します。
それぞれ特長や料金、サービス内容を詳しく説明していきますので、お洋服を長持ちさせるためにぜひ参考にしていただければと思います。
キレイナ
まずは「キレイナ」です。
利便性の高さと確かなクリーニング技術で注目を浴びているこのサービス、その中でも染み抜きに関する評価が高いのが特徴の一つです。
キレイナはブランド物や、特殊素材のシミ抜きや補正に特化しており、ブランドや素材、デザインによって洗い方を見極めるオーダークリーニング方式です。
ブランド物だけではなく、ハンドメイド品やノーブランドのものにも対応可能で、実績も多数あります。
取り扱い範囲が広く、実績も多数あるのでとてもおすすめです!
衣類1点につき個別で料金が発生する料金形態で、衣類の種類によって料金が定められています。
そこに特殊な染み抜きや色補正などのオプションが発生した場合は料金がプラスされます。
インクやペンキ、血液といった特殊シミは2,200円~の追加料金が発生します。
クリーニング前に見積りを出してもらえるので、しっかりと料金を確認したうえでお願いしましょう。
クリコム
2つ目にご紹介するのはクリーニング通販のパイオニア、「クリコム」です。
クリコムではシミ抜きの範囲や場所によって4つのコースが設定されています。
これら4つのコースの料金は、基本となるクリーニング料金にプラスする形となっています。
一般的なクリーニング店と比べて費用が高くなるかもしれないですが、決して手間を惜しまない「染み抜き師」が、一つ一つのシミに対して、最善の方法を追求しながら丁寧に作業を行ってくれます。
テレビでもその技術が取り上げられたことがあり、「染み抜き師」の仕事ぶりや結果が評価されていますよ。
また、公式のホームページには、これまでの染み抜きの実例が豊富に公開されており、それを見ればその高い除去率、約98%を誇る実績の信憑性を確認できるでしょう。
落ちにくいとされるインクやワインなどもキレイに落ちているので、安心してお任せできそうです。
染み抜き化学研究所
そして最後にご紹介するのが、「染み抜き化学研究所」です。
その名の通り、このお店は染み抜きに特化した実力派で、特に困難とされる「特殊なシミ」や、他の染み抜き店で手を引かれたシミも扱うことが可能という専門家集団なのです。
その一番の魅力は何と言っても、「成功報酬型」の業態。
シミが完全に消えない場合には料金が発生しないという顧客本位の姿勢が評価され、札幌市に彼らの拠点はありますが、全国から依頼が絶えないという人気店なのです。
一つひとつのシミに対して丁寧に取り組み、特別な化学薬品を使用して最善の結果を引き出すために、経験豊富なスタッフが腕をふるっています。
シミというのはその出来方、付着した素材、長期間放置されていたかなど条件により、その取り扱いが難しくなるケースが多いのですが、彼らはそういったシミにこそ挑戦する意欲を見せています。
事前連絡は不要でいきなり送ってもOK。店舗まで足を運ぶことが難しい、遠方に住んでいるという方でも気軽に依頼できるのも魅力の一つです。
事前連絡なしで送ってもしっかり見積りしてくれるので安心です♪
自分で何度も試しながらも取れなかった汚れ、もう諦めかけていたアイテムも、彼らに依頼すれば新たな命を吹き込むことが可能かもしれません。
まとめ
この記事では、クリーニングで落ちない染みがほとんどないことや、染み抜きを断るクリーニング店の理由、クリーニング店選びの重要性を詳細に説明してきました。
専門の技術を持つクリーニング店であれば、ほとんどのシミは無事に取ることが可能です。
ただ、シミがついてから長期間放置してしまうと落ちにくくなってしまうため、早期発見・早期対策が、シミ取り成功のカギを握っています。
忙しい方は宅配クリーニングも利用して、早急にシミを対処しましょう。